アートメイク後のスキンケアと美容施術|ピーリングやレーザーはいつから?

「いつからピーリングを再開していい?」「レーザー脱毛は受けても大丈夫?」といったご質問を、アートメイクのあとによくいただきます。スキンケアや美容施術は、施術部位の状態や色の持ちに関わることがあります。とくにレーザーや光を使う施術には、知っておいていただきたい注意点があります。

かさぶたが取れるまでは、施術部位に何も足さない

アートメイクは、針を使って皮膚のごく浅い層に色素を入れる施術です。施術直後の肌には針による細かな傷があり、とてもデリケートな状態です。

そのため、施術直後からかさぶたが自然に取れるまでは、指示された軟膏以外のものを施術部位に塗らないでください。使い慣れた化粧水や美容液でも、いまの肌には刺激になることがあります。刺激の強い化粧品は、色ムラや炎症の原因になることもあります。

顔のほかの部分は、ふだんのスキンケアを続けていただいてかまいません。塗ったものが施術部位に流れ込まないよう、次のような工夫をしておくと安心です。

  • 化粧水は手のひらで押さえるようになじませ、施術部位の手前で止める
  • 美容液やオイルは量を控えめにし、施術部位の近くまで広げない
  • シートマスクやパックは、施術部位にかかるものを控える
  • 新しい化粧品を試すのは、肌が落ち着いてからにする

新しい化粧品を後回しにするのは、赤みやかゆみが出たときに原因を見分けにくくなるためです。洗顔やクレンジングの具体的な方法は、施術後1週間の過ごし方でご案内しています。

かさぶたが取れたあとは「どう触れるか」も大切に

かさぶたが自然に取れたら、施術部位も低刺激の化粧品で保湿できるようになります。この時期からは、何を塗るかと同じくらい、どう触れるかが大切になります。

  • 化粧品は指の腹でやさしくなじませ、施術部位を往復してこすらない
  • クレンジングや洗顔のときも、施術部位を強くこすらない
  • タオルは顔に押し当てるようにして水分を取る
  • 乾燥によるかゆみで触ってしまわないよう、保湿を続ける

摩擦は、色が薄くなる原因のひとつといわれています。毎日のスキンケアの動作をやさしくすることは、色の持ちを守ることにもつながると考えられます。色が薄くなる理由や長持ちのコツは、アートメイクはどのくらい持つ?で詳しくご紹介しています。

施術部位に使うときに気をつけたいスキンケア成分

かさぶたが取れたあとも、成分によっては色の持ちに関わることがあります。目安にしたいのは、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を促すものと、古い角質を取り除くものです。アートメイクの色は、肌の生まれ変わりとともに少しずつ薄くなっていくとされているためです。

種類 施術部位への使い方
レチノール(ビタミンA) 肌の生まれ変わりを促す働きがあるため、施術部位は当面避ける
AHA・BHA(ピーリング成分) 角質を取る作用があり、色の抜けを早める可能性がある。施術部位は避ける
スクラブ・酵素洗顔 角質を取る作用やこする刺激が加わるため、施術部位は避ける
拭き取り化粧水 コットンでこする刺激が加わるため、施術部位は避ける
保湿・低刺激の化粧品 かさぶたが取れたあとは通常どおり使える

成分名がわかりにくいときは、パッケージの「ピーリング」「角質ケア」といった表示も手がかりになります。顔全体に使うものは、施術部位を避けて塗るなど、使い方を工夫できる場合もあります。

再開できる時期には個人差があります。判断に迷うときは自己判断せず、お使いの化粧品の名前がわかる状態でご相談ください。使ったあとに強い赤みや腫れ、痛みが出た場合は、使用をやめ、様子を見ずに施術を受けた医療機関へご相談ください。

レーザー・光治療を受けるときは必ず申告を

シミやくすみのケアなどで、レーザーや光を使う治療を検討する方もいらっしゃると思います。こうした治療を受けるときに、ぜひ覚えておいていただきたいことがあります。

ポイント
レーザー治療・光治療(IPL・フォトフェイシャルなど)・レーザー脱毛は、アートメイクの色素に反応することがあります。その結果、熱感・やけど・色の変化が起こる場合があります。施術部位そのものだけでなく、その周辺に照射する場合も含めて、必ず「アートメイクをしている」と事前にお伝えください。

これは、レーザーや光治療が受けられなくなるという意味ではありません。照射の範囲や条件を調整するために必要な情報です。どのように対応するかは、照射を行う医療機関が判断します。

眉やアイラインのすぐ近く、リップのまわりに照射するメニューでは、とくに重要になります。顔全体に照射するメニューでも、施術部位が範囲に入ることがあるため、同じようにお伝えください。

伝えるときに整理しておきたいこと

  • アートメイクを入れている部位(眉・リップ・アイライン)
  • 施術を受けたおおよその時期
  • 2回目やリタッチの予定があるかどうか
  • 施術部位で気になっている症状があるかどうか

予約のときと照射の当日、両方で伝えておくと安心です。問診票に記入する欄がない場合も、口頭でお伝えください。

医療脱毛で気をつけたいこと

医療脱毛も、レーザーを使う施術のひとつです。顔脱毛のプランには、眉まわりや口まわりが含まれていることがあります。アートメイクの施術部位やその周辺が照射範囲に入るかどうか、事前に確認しておきましょう。

  • 契約しているプランに、眉まわりや口まわりが含まれているか
  • 照射のたびに、アートメイクをしていることを伝えているか
  • アートメイクの施術直後やかさぶたの時期と、照射の日程が重なっていないか

照射のたびに伝えておきたいのは、担当する方が毎回同じとは限らないためです。脱毛に通っている途中でアートメイクを受ける場合は、当サロンのカウンセリングで脱毛の予定もお知らせください。日程の組み方をご相談いただけます。

エステ・フェイシャルや眉まわりのメニューは?

エステのフェイシャルは、かさぶたが取れるまではお控えください。その後も、施術部位を強くこするマッサージや、角質ケアを伴うメニューは避けたほうが安心です。スチームなど熱を使うメニューも、施術部位が落ち着くまでは控えておくとよいでしょう。

眉のワックス脱毛や眉毛を染めるメニューなど、施術部位に直接触れるものは、再開の時期をご相談ください。レーザーや光以外の機器を使うメニューでも、施術部位に機器が当たることがあります。その場合は、アートメイクのことを伝えたうえで、施術する側の判断を仰いでください。

どのメニューでも、予約の際にアートメイクをしている旨を伝えておくとスムーズです。施術する側も、内容を調整しやすくなります。

スキンケアと美容施術の再開の目安

ここまでの内容を、施術部位についての目安として表にまとめました。時期には個人差があるため、迷ったときはご相談ください。

項目 目安
施術部位の洗顔・保湿(低刺激) かさぶたが自然に取れてから通常どおり。それまでは指示された軟膏で保湿
施術部位の日焼け止め かさぶたが自然に取れてから
施術部位のメイク かさぶたが自然に取れてから
レチノール・AHA・BHA 当面は施術部位を避ける。再開時期は要相談
ピーリング・レーザー・光治療 当面は施術部位を避ける。再開時期は要相談。照射時は必ず申告
医療脱毛(顔) 施術部位とその周辺への照射は必ず申告。時期は要相談
エステ・フェイシャル かさぶたが取れるまでは控える。強くこするメニューはその後も避ける
まつげエクステ・まつげパーマ アイラインの場合は期間を空ける。時期は要相談

施術部位への日焼け止めの使い方は、アートメイクと紫外線で詳しくご紹介しています。

スキンケアや美容施術でよくあるご質問

施術部位以外なら、レチノールを使ってもいい?

施術部位から離れた場所であれば、塗る範囲を工夫して使い続けられる場合もあります。ただ、塗ったあとに広がったり、手で触れたりして施術部位に付くこともあるため、量と範囲には注意してください。眉やアイラインの近くに使うものは、再開前にご相談いただくと安心です。

まつげ美容液やアイクリームは?

まつげ美容液は、まつげの生え際に塗るものが多く、アイラインの施術部位と重なります。アイラインの施術を受けた方は、かさぶたが取れるまでは使わず、再開の時期はご相談ください。アイクリームも、目の際まで塗らないようにしておくと安心です。

施術部位の近くにニキビができたら?

つぶしたり触ったりせず、清潔に保ってください。市販の薬を施術部位の近くに使う場合は、自己判断せずご相談ください。赤みや腫れが強い、痛みが増していくといったときは、早めに医療機関を受診してください。

皮膚科で処方された塗り薬は?

治療のために処方されたお薬は、自己判断でやめないでください。施術部位やその近くに使う必要がある場合は、処方した医師にアートメイクのことを伝えて相談しましょう。そのうえで、当サロンにもお知らせいただけると安心です。

2回目やリタッチの前に気をつけることは?

次の施術の前も、施術部位のピーリングやレーザーなど、刺激の強いケアは避けておきましょう。日焼けで赤みやヒリつきが残っていると、施術を見合わせる場合があります。気になる肌の状態があれば、施術日の前にご相談ください。

表にないものは「3つの問い」で考える

表にないスキンケアや美容メニューで迷ったときは、次の3つを考えてみてください。ひとつでも当てはまる場合は、使う前・受ける前にご相談いただくと安心です。

  • 施術部位に直接触れたり、こすったりするものか
  • 角質を取る、肌の生まれ変わりを促すといった働きがあるものか
  • レーザーや光、熱を当てるものか

眉・リップ・アイラインそれぞれの注意点は、部位別アフターケアの注意点もあわせてご覧ください。

ほかの医療機関やエステで施術を受ける予定がある方も、事前にご相談ください。

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ご注意ください

  • アートメイクは医療行為です。施術は福岡県行橋市内の提携医療機関にて、看護師資格を持つ施術者が行います(自由診療・健康保険適用外)。
  • 経過や仕上がりの感じ方には個人差があります。この記事の内容は一般的な目安です。
  • 気になる症状があるときは自己判断せず、施術を受けた医療機関にご相談ください。

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看護師資格を持つ施術者が、カウンセリングからアフターケアまで担当します。
カウンセリングは無料。相談だけでも大丈夫です。

水本 こずえ(看護師/メイクアップアーティスト)

美容領域14年。福岡県行橋市でアートメイクサロン mili medical を主宰。プロフィールを見る

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