眉の悩み別アートメイク|薄い・左右差・眉尻がない・抜きすぎた眉

「眉が薄くて毎朝時間がかかる」「左右がそろわない」「夕方には眉尻が消えている」——眉の悩みは人によってさまざまです。悩みの内容によって、アートメイクで意識したいポイントや技法の選び方の目安も変わります。この記事では、よくある眉の悩みごとに考え方をご紹介します。

悩みによって考え方が変わる理由

眉アートメイクには、毛並みを描く3Dと、毛並みにパウダーを重ねる4Dの2つの技法があります。どちらが合うかは、悩みの内容と、地毛や肌の状態によって変わります。技法の違いは3Dと4Dの違いと選び方で詳しくご紹介しています。

たとえば同じ「眉が薄い」という悩みでも、全体的に薄いのか、一部だけまばらなのかで、補い方は異なります。まずは悩みごとの考え方の目安を、表で見てみましょう。

眉の悩み 考え方と技法の目安
眉が薄い・まばら 地毛を活かして毛並みを足す3Dが候補。濃さもほしい場合は4Dも
左右差がある まず左右のバランスを決め、技法は仕上がりの好みで選ぶ
眉尻が消えやすい・ない 眉尻まで形をつくる。地毛が少ない場合は4Dも選択肢に
抜きすぎて生えにくい 地毛のない範囲の見え方を確かめて、3Dか4Dかを相談
自分でうまく描けない 形の目安が残る。自然さなら3D、整った印象なら4D
汗や皮脂で消えやすい 汗や水で落ちにくいとされる。定着や持ちには肌質による個人差がある

表はあくまで目安です。最終的には、カウンセリングで地毛と肌の状態を拝見し、なりたい印象を伺いながら一緒に決めていきます。

眉が薄い・まばらな場合

眉が薄い方は、すっぴんの日とメイクの日で印象の差が大きくなりがちです。アートメイクで眉の形があると、その差をやわらげる土台になります。

眉全体が薄い方や、部分的にまばらな方は、地毛の間に毛並みを足す3Dが候補になります。地毛の流れに沿って1本ずつ描くため、すっぴんの日にも毛が増えたような自然な印象を目指せます。地毛が少ない部分は毛の向きの手がかりも少ないため、周りに残っている毛の流れを参考に、自然な向きを探しながら描いていきます。

眉メイクをした日のような濃さもほしい場合は、毛並みにパウダーを重ねる4Dも選択肢です。薄い範囲が広いと、毛並みだけでは物足りなく感じることもあるため、4Dを含めて考えます。

地毛の色が明るい方や、毛が細い方は、足す線の色や太さを地毛となじませることが大切です。眉が薄いほど、描いた部分が目立ちやすくなることもあるので、色味や濃さはデザインの段階で丁寧に確かめていきます。2回に分けて仕上げるため、1回目の見え方を確かめてから、2回目で濃さを整えられます。

左右差があり、毎朝そろわない場合

左右で眉の高さや形が違うと、毎朝描き分けるのに時間がかかりがちです。アートメイクで左右のバランスを整えた形をつくっておくと、メイクの日も、その形に沿って足していけばよくなります。

左右差には、骨格や表情のくせ、毛の生え方などが関係しています。どこまでそろえるか、どちらの眉を基準にするかは、デザインの段階で一緒に決めます。デザインの考え方は眉アートメイクのデザインの決め方もご覧ください。

片方の眉だけ毛が少ない場合は、少ないほうに毛並みを多めに足すなど、左右で補い方を変えて見た目をそろえる考え方があります。

技法は、仕上がりの好みに合わせて選びます。すっぴんの自然さを優先するなら3D、形をはっきり見せたいなら4D、というように考えます。

なお、眉は表情とともに動くため、左右がぴったり同じ形になるわけではありません。正面から見て自然にそろって見えることを目指す、と考えておくと安心です。

眉尻が消えやすい・眉尻がない場合

眉尻は、地毛が少なかったり生えていなかったりして、形をつくりにくいことがある部分です。さらに汗や皮脂、前髪や手が触れることでメイクが落ちやすく、「夕方には眉尻だけ消えている」という悩みにつながりがちです。

眉尻がないと、顔の横幅が広く見えたり、ぼんやりした印象になったりしやすいといわれます。アートメイクで眉尻まで形をつくっておくと、メイクが落ちても眉の輪郭が残りやすくなります。

眉尻に地毛がある程度ある場合は3Dで毛並みを足し、地毛がほとんどない場合は、パウダーで形を見せる4Dも含めて考えます。

眉尻の長さや角度は、顔の印象に大きく関わります。長くしすぎると下がって見えたり、角度をつけすぎるときつく見えたりすることもあります。骨格や目尻の位置とのバランスを見ながら決めていきます。前髪で隠れる方も、髪を上げた日や汗をかいた日を想定して形を考えておくと安心です。

抜きすぎて生えにくくなった眉

眉を細く整えるために、毛抜きで抜き続けていた部分は、毛が生えにくくなっていることがあります。「眉を太くしたいのに、思うように生えてこない」というお悩みの背景に、こうした事情があることもあります。

まず知っておいていただきたいのは、アートメイクは毛を生やす施術ではないということです。皮膚のごく浅い層に色を入れて、眉の形を色で補うものです。

地毛のない範囲に毛並みを描く場合、周りに地毛がないぶん、線の1本1本が目立ちやすくなることがあります。その範囲が広いときは、パウダーを重ねてなじませる4Dも選択肢になります。どちらが自然に見えるかは、地毛が残っている範囲を見ながら一緒に考えます。

ポイント
今ある地毛は、デザインの大切な材料です。はみ出した毛が気になるときも、抜かずにハサミで短くする程度にとどめておくと、施術のときに活かせる毛が残りやすくなります。

眉を触ったり抜いたりするくせがある方は、施術後はとくに気をつけてください。施術部位を触ると、かさぶたが早く取れて色ムラの原因になることがあります。

自分でうまく眉が描けない場合

「左右で違う形になってしまう」「どこに眉山を置けばいいか分からない」。そんなふうに、眉を描くこと自体に苦手意識がある方もいらっしゃいます。アートメイクで似合う形を入れておくと、それが毎日の目安になります。

すっぴんの日はそのまま過ごし、メイクの日は形に沿って少し足すだけで整いやすくなります。朝の支度の負担を減らしたい方にも向いています。

自己流で描き続けていると、描き方のくせで少しずつ形が変わり、眉が太くなったり位置がずれたりすることもあります。決まった形が目安として残っていれば、こうした変化も防ぎやすくなります。

眼鏡を外すと手元が見えにくく、鏡に近づいて眉を描くのが大変という方もいます。眉の形が残っていれば、見えにくい状態で細かく描き込む手間を減らしやすくなります。

技法は、眉メイクをあまりしない方や自然さを優先したい方は3D、描いたような整った印象がほしい方は4Dが目安です。描くのが苦手な方は、似合う形が分からないこともあるでしょう。デザインは施術前にその場で描いて確かめ、納得いくまで調整します。

汗や皮脂で眉が消えてしまう場合

夏場やスポーツのあと、タオルで顔を拭いたときなどに、描いた眉が落ちてしまうという悩みもあります。アートメイクは皮膚のごく浅い層に色を入れるため、メイクのように汗や水で流れ落ちる心配は少ないとされています。

ただし、皮脂が多い肌では、色の定着がやや弱く感じられることがあります。汗や皮脂、摩擦は、色が薄くなっていく要因のひとつともいわれます。皮脂の多さによって細い毛並みの線の見え方が変わることもあるため、技法は肌の状態を拝見してからご提案します。

施術直後は、激しい運動や入浴・サウナなどを控えていただきます。運動の習慣がある方は、施術日を決めるときに予定を調整しておくと安心です。

かさぶたが取れて落ち着いたあとも、汗を拭くときはこすらず、押さえるように拭き取るのがおすすめです。摩擦による色への影響を抑えやすくなります。色が薄くなる理由はアートメイクはどのくらい持つ?で詳しくご紹介しています。

地毛や肌の状態で仕上がりに差が出ること

同じ技法、同じデザインでも、仕上がりの見え方は人によって違います。地毛の量や色、太さ、毛流れによって、描いた線のなじみ方が変わるためです。

肌の状態も影響します。皮脂の量や乾燥のしやすさ、日焼けの状態などによって、色の入り方や定着のしかたに差が出ることがあります。紫外線も色が薄くなる要因のひとつとされるため、屋外で過ごす時間が長い方は、日焼け対策も色持ちに関わってきます。

ポイント
仕上がりには個人差があるため、眉アートは2回に分けて色を定着させます。2回目は1回目から2ヶ月以内が目安で、1回目の定着の様子を見ながら、色の入りにくかった部分や濃さを整えます。

施術部位に皮膚疾患や感染症がある方、ケロイド体質の方は、施術を受けられない場合があります。妊娠中・授乳中の方は時期によってご相談ください。金属アレルギー・麻酔アレルギーのある方や、糖尿病など傷の治りに影響する疾患のある方も、事前にお知らせください。

悩みを相談するときのポイント

悩みを具体的に伝えていただくと、デザインや技法を一緒に考えやすくなります。次のようなことをメモしておくのもおすすめです。

  • いちばん気になっている悩みと、そう感じる場面
  • 毎朝の眉メイクにかかっている時間や、苦労している部分
  • 眉が消えやすい場面(汗をかくとき・タオルで顔を拭くときなど)
  • 以前に眉を抜いていた・剃っていたなど、お手入れの経緯
  • 肌の状態や体質、治療中の病気や服用中のお薬

眉が消えてしまったときの状態や、うまく描けた日の眉を写真に撮っておくと、悩みやなりたいイメージを伝えやすくなります。悩みがいくつも重なっている場合は、どれをいちばん優先したいかを考えておくと、デザインや技法を決めやすくなります。

技法の目安はあっても、どちらが合うかは、実際に眉を拝見してから分かることも少なくありません。カウンセリングは無料で、相談だけでもお受けしています。「こんな悩みでも相談できる?」という段階でも、お気軽にお問い合わせください。

眉の悩みに合う方法を知りたい方は、まずは無料カウンセリングでご相談ください。

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ご注意ください

  • アートメイクは医療行為です。施術は福岡県行橋市内の提携医療機関にて、看護師資格を持つ施術者が行います(自由診療・健康保険適用外)。
  • 経過や仕上がりの感じ方には個人差があります。この記事の内容は一般的な目安です。
  • 気になる症状があるときは自己判断せず、施術を受けた医療機関にご相談ください。

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水本 こずえ(看護師/メイクアップアーティスト)

美容領域14年。福岡県行橋市でアートメイクサロン mili medical を主宰。プロフィールを見る

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