眉アートメイクのデザインの決め方|骨格・目元・毛流れから考える

眉は、顔の印象を大きく左右するパーツです。アートメイクは毎日描き直すメイクと違い、決めた形が一定の期間残るため、デザインの決め方がとても大切になります。この記事では、骨格や目元、毛流れから眉のデザインを考える方法と、施術前にデザインを確認する流れをご紹介します。

眉のデザインが仕上がりを左右する理由

眉の形や太さ、角度が少し変わるだけで、顔全体の印象はやさしくも、きりっとも見えます。話したり笑ったりするときにも眉は動くため、形の違いは思っている以上に表情に表れます。

メイクであれば、その日の気分で描き方を変えられます。一方、アートメイクは皮膚のごく浅い層に色を入れる施術で、一般に1〜3年ほどかけて徐々に薄くなるとされています。入れた形とは、しばらく付き合っていくことになります。

また、アートメイクの眉は、毎日のメイクの土台にもなります。すっぴんの日はそのままで過ごし、メイクの日はその上に足していきます。土台の形が顔立ちに合っているほど、毎朝の支度もしやすくなります。

だからこそ mili medical では、「今の流行」より「その方に似合うこと」を大切にしてデザインを考えます。ここからは、デザインを決めるときに見るポイントを順番にご紹介します。

骨格と、眉と目の距離を見る

眉のデザインは、まず骨格を見るところから始まります。眉の下にある骨のふくらみ(眉骨)の位置や高さ、額の広さ、顔の縦横のバランスは人それぞれです。これらによって、自然に見える眉の位置や角度が変わります。

眉骨のラインから大きく外れた位置に眉を描くと、表情を動かしたときに違和感が出やすいといわれます。地毛が生えている位置と骨格のラインを確かめながら、無理のない位置を探していきます。

顔の形とのバランスも見ます。たとえば丸みのある顔立ちでは、眉山に少し角度をつけるとすっきり見えやすいといわれます。面長の顔立ちでは、角度を控えめにして横のラインを意識すると、縦の長さがやわらいで見えやすいとされています。

眉と目の距離も、印象を左右するポイントです。一般に、距離が近いとはっきりした印象に、離れているとやわらかく穏やかな印象に見えやすいとされています。眉の下側のラインをどこに置くかで、この距離感を整えます。

眉頭・眉山・眉尻の位置の目安

眉の形は、眉頭・眉山・眉尻の3つの位置でおおよそ決まります。メイクでよく使われる目安は次のとおりです。あくまで出発点で、実際には骨格や目の形に合わせて調整します。

見るところ よく使われる目安
眉頭 目頭の真上あたり。小鼻のふくらみから真上に伸ばした線も参考にする
眉山 黒目の外側から目尻の真上までの間。高さや角度で印象が変わる
眉尻 小鼻と目尻を結んだ線を延ばした先あたり。眉頭より下がりすぎない高さ
眉の太さ 目の縦幅や顔立ちとのバランスを見て決める

眉頭どうしの間隔が狭いと凛とした印象に、広いとおおらかな印象に見えやすいとされています。眉尻は、短すぎると顔の横幅が目立ちやすく、下がりすぎると寂しげな印象になりやすいといわれます。眉山は、高めにすると大人っぽく、低めにすると親しみやすい印象に見えやすいとされます。

ただし、目安どおりに測った位置が、そのまま似合う位置とは限りません。目の形や骨格、表情のくせまで含めて、その方にとって自然に見える位置を探していきます。

毛流れを読み、自眉を活かす

眉の毛は、眉頭では上向きに、中ほどから眉尻にかけては斜めや横向きに流れていることが多いとされます。ただ、生え方や向きには個人差があり、途中で向きが変わる部分がある方もいます。

デザインでは、こうした自眉の毛流れを基準に考えます。毛並みを描く3Dでは、地毛の流れに沿って線を足すことで、描いた部分と地毛がなじみやすくなります。技法の違いは3Dと4Dの違いと選び方で詳しくご紹介しています。

自眉が生えている範囲を大きく外れた形にすると、自眉と色を入れた部分の境目が目立ちやすくなることがあります。今ある眉を土台に、足りない部分を補うように考えると、すっぴんの日も自然に見えやすくなります。

毛の太さや色も、デザインを考える材料になります。地毛が細くやわらかい方と、太くしっかりした方とでは、なじみやすい線の太さや色の濃さが変わることがあるためです。

ポイント
施術前に眉を細く整えすぎると、デザインに活かせる自眉が少なくなることがあります。大きく整える前にご相談いただくと、選べるデザインの幅が残りやすくなります。

左右差はどこまで整える?

眉の高さや形の左右差は、多くの方に見られるものです。骨格の違いのほか、片方の眉を上げるくせや、まぶたの開き方の違いなどが関係していることもあります。

デザインでは、眉頭・眉山・眉尻の位置を左右で見比べながら、正面から見たときにそろって見えるように整えます。高さに差がある場合は、左右で色を入れる範囲を少し変えて、見た目の高さを近づける考え方があります。

ただ、眉は表情とともに動きます。骨格や筋肉の動きによる差は、デザインだけではそろいきらないこともあります。左右をぴったり同じ形にするより、自然にそろって見えることを大切にします。

描いたデザインは、まっすぐ前を見たときだけでなく、笑ったときや目を大きく開けたときにも確かめておくと安心です。いくつかの表情で違和感がないかを見ておくと、日常の中で気になりにくくなります。

普段どちらの眉が描きにくいか、どちらに合わせて描いているかも、ぜひお聞かせください。左右どちらを基準に整えるかを決める手がかりになります。

なりたい印象から考えるデザイン

骨格や毛流れと合わせて、「どんな印象になりたいか」もデザインを決める大切な手がかりです。代表的な3つの方向性と、デザインの考え方の一例をご紹介します。

なりたい印象 デザインの考え方の一例
やわらかい印象 眉山の角度をなだらかにして、ゆるやかなアーチに。眉頭はふんわりと見せる
すっきりした印象 眉山に少し角度をつけ、眉尻に向かって細く整える。眉の下側のラインをすっきりさせる
ナチュラルな印象 自眉の形と太さをベースに、足りない部分だけを補う

同じ「やわらかい印象」でも、目指すイメージは人によって違います。「優しそうに見られたい」「きつく見られるのが悩み」など、ふだん感じていることをそのままお聞かせください。具体的な言葉があると、デザインに落とし込みやすくなります。

眉だけでなく、普段のメイクや髪型、服装の雰囲気とのなじみも大切です。お仕事や生活の場面も伺いながら、日常の中で自然に見える形を探していきます。

流行より「似合う」を優先したい理由

眉の形には、時期によって流行があります。細い眉、太くまっすぐな眉など、よく見かける形は数年で移り変わることも少なくありません。

アートメイクは、入れた形がしばらく残ります。流行を強く取り入れた形は、流行が変わっても、メイクのように簡単には描き直せません。持ち方についてはアートメイクはどのくらい持つ?で詳しくご紹介しています。

ポイント
骨格や目元に合った形を土台にしておくと、メイクを足したり髪型を変えたりしても合わせやすくなります。流行の雰囲気は、アートメイクの上から重ねるメイクで楽しむ方法もあります。

流行の要素をどうしても取り入れたいときは、形を大きく変えるより、太さや角度を少し寄せる程度にとどめる考え方もあります。時間がたっても、顔立ちとのなじみを保ちやすくなります。

徐々に薄くなっていく性質は、見方を変えれば、年齢や好みの変化に合わせてデザインを見直せるということでもあります。薄くなってきた頃のリタッチで、そのときの自分に合う形を改めて相談できます。

施術前に描いて確認し、納得するまで調整

mili medical では、施術の前にその場で眉のデザインを描き、鏡で一緒に確認します。形や太さ、眉山の位置などで気になるところがあれば、納得いただけるまで調整します。

「もう少し眉尻を長く」「眉頭をやわらかく」など、小さな違和感も遠慮なくお伝えください。描いた眉を見てから考えが変わるのは自然なことで、言いにくさを感じる必要はありません。

カウンセリングでは、次のようなことも伺います。事前に少し考えておくと、デザインが決めやすくなります。

  • なりたい印象と、避けたい印象(きつく見える・寂しげに見えるなど)
  • 普段、眉山や眉尻をどのあたりに描いているか
  • 前髪の長さや眼鏡など、眉まわりの普段のスタイル
  • 片方の眉を上げるくせなど、自分で気づいている表情のくせ

理想の眉の写真があるときは

イメージを共有する手がかりになるので、ぜひ見せてください。ただ、骨格や毛流れが違うと、同じ形でも印象が変わります。写真の雰囲気を活かしながら、ご自身の顔立ちに合う形に調整していきます。

1回目のあとに形を変えたくなったら

2回目は、1回目の定着の様子を見ながら色と形を仕上げる機会です。気になる点はそのときにご相談ください。ただし、すでに色が入っている部分を細くしたり小さくしたりする変更は難しいことがあります。1回目のデザインを納得いくまで決めておくことが大切です。

眉のデザインを決めるときのポイント

最後に、この記事でご紹介したポイントを振り返ります。

  • 骨格や眉骨のラインに沿った、無理のない位置を探す
  • 眉頭・眉山・眉尻は目安から出発し、顔立ちに合わせて調整する
  • 自眉の毛流れと生えている範囲を土台にする
  • 左右差は「自然にそろって見える」ことを目指す
  • 流行より、長く付き合える「似合う形」を優先する

眉アートの所要時間は、カウンセリングとデザインを含めて約2時間が目安です。デザインを決める時間も含まれていますので、焦らずに一緒に決めていきましょう。

「自分に似合う眉が分からない」という段階でも大丈夫です。カウンセリングは無料で、相談だけでもお受けしています。はじめての方ははじめての方へもご覧ください。

似合う眉の形を一緒に考えたい方は、まずは無料カウンセリングでご相談ください。

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ご注意ください

  • アートメイクは医療行為です。施術は福岡県行橋市内の提携医療機関にて、看護師資格を持つ施術者が行います(自由診療・健康保険適用外)。
  • 経過や仕上がりの感じ方には個人差があります。この記事の内容は一般的な目安です。
  • 気になる症状があるときは自己判断せず、施術を受けた医療機関にご相談ください。

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水本 こずえ(看護師/メイクアップアーティスト)

美容領域14年。福岡県行橋市でアートメイクサロン mili medical を主宰。プロフィールを見る

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