アートメイクが医療行為とされる理由|安心して受けるために知っておきたいこと

アートメイクはメイクに近いイメージから、美容サービスのひとつと思われることがあります。ですが、針で皮膚に色素を入れるアートメイクは、医療行為とされている施術です。この記事では、医療行為とされる理由と、安心して受けるために事前に確認しておきたいことをご紹介します。
アートメイクは「医行為」とされています
アートメイクは、厚生労働省の通知(令和5年)で、医行為にあたるとされています。医師免許を持たない人が業として行うことは医師法に反するとされ、医療機関で、医師または医師の指示を受けた看護師が行うものとされています。
なお、タトゥー(入れ墨)の施術については、2020年に医行為にあたらないとする最高裁判所の判断が示されています。一方でアートメイクについては、医療の一環として医療従事者が関わってきた実態があることや、皮膚に針を使う一定の侵襲性があり、安全性を保つことがとても重要であることなどから、医行為にあたるという考え方が示されています。
つまり、アートメイクの施術は、医師が行うか、医師の指示を受けた看護師が行う必要があるということです。mili medical の施術は、提携医療機関のもとで、看護師資格を持つ施術者が担当しています。
皮膚に針を使う施術であることに加え、施術前には麻酔を使用します。体質や持病によっては施術を受けられない場合があり、施術後に赤みや腫れが出ることもあります。こうした点からも、医療の知識と体制のもとで行うことが大切な施術といえます。
アートメイクが医療行為とされていることを知っておくと、施術場所や施術者を確認するときの目安になります。「どこで、誰が施術するのか」は、受ける前に確認しておきたい大切なポイントです。
「サロン」という名前でも、アートメイクの施術そのものは医療機関で行うものです。mili medical では、福岡県行橋市内の提携医療機関で施術を行っています。
医療機関で受ける4つの意味
医療機関で施術を受けることには、主に次のような意味があります。それぞれ、受ける側の安心につながるポイントです。
| 観点 | 医療機関で受ける意味 |
|---|---|
| 衛生管理 | 医療の場として求められる衛生管理のもとで施術を行います |
| 事前の確認 | 体質や持病、服用中のお薬などをうかがい、施術を受けていただけるかを確認します |
| 麻酔 | 施術前に麻酔を使用します。アレルギーの有無などを確認したうえで進めます |
| 万一のときの対応 | 施術後に気になる症状が出たとき、施術を受けた医療機関に相談できます |
衛生管理
アートメイクは、皮膚に針を使う施術です。そのため、施術を行う場所の衛生管理がとても大切になります。医療機関では、医療の場として求められる衛生管理のもとで施術を行います。
事前の確認
医療機関で行う施術では、施術の前に健康状態を確認します。次のような方は、施術を受けられない場合や、事前の相談が必要な場合があります。
- 妊娠中・授乳中の方(時期によりご相談ください)
- ケロイド体質の方
- 感染症がある方や、施術部位に皮膚疾患がある方
- 金属アレルギー・麻酔アレルギーがある方(要相談)
- 糖尿病など、傷の治りに影響する疾患がある方(要相談)
また、口唇ヘルペスの既往がある方は、リップのアートメイクをきっかけに再発することがあります。カウンセリングの際に必ず申告してください。医療機関の判断で、事前の対応を検討します。
麻酔
施術前には麻酔を使用し、mili medical では麻酔代も料金に含まれています。麻酔を使うからこそ、体質やアレルギーの有無を事前に確認することが欠かせません。
痛みの感じ方には個人差があります。痛みと麻酔については、別の記事で改めて詳しくご紹介します。
万一のときの対応
施術後の赤み・腫れ・ヒリつきは、多くは数日でおさまるとされています。ただし、強い痛みや広がる腫れ、発熱、膿などがあるときは、自己判断せず、施術を受けた医療機関にご相談ください。
医療機関で施術を受けていれば、困ったときの相談先がはっきりしています。この点も、医療機関で受ける大きな意味のひとつです。
施術者の資格と、mili medical の体制
アートメイクは、医師、または医師の指示を受けた看護師が行うものとされています。mili medical の施術は、提携医療機関のもとで、看護師資格を持つ施術者が担当します。看護師は、国家資格を持つ医療職です。料金には診察料も含まれています。
施術を担当する水本こずえは、看護師であり、メイクアップアーティストでもあります。美容の領域に14年携わり、エステサロンのオーナーとしての経験もあります。医療の視点とメイクの視点の両方から、顔立ちになじむデザインをご提案します。
| 確認したいこと | mili medical の場合 |
|---|---|
| 施術場所 | 福岡県行橋市内の提携医療機関(住所はご予約確定後に個別にご案内) |
| 施術者 | 看護師資格を持つ施術者(メイクアップアーティスト) |
| カウンセリング | 無料。相談だけでもかまいません |
| 料金 | 税込で、診察料と麻酔代を含みます。当日の追加料金はありません |
| ご予約 | 完全予約制。公式LINE(24時間受付)またはWeb予約から |
施術者については施術者紹介のページでご紹介しています。施術場所については施術場所のご案内をご覧ください。
アートメイクは自由診療です
病気やけがの治療を目的とする保険診療では、費用の一部を自己負担します。一方、アートメイクのような自由診療は健康保険が適用されず、費用は全額自己負担です。料金は、それぞれの医療機関で設定されています。
自由診療では、どこまでが料金に含まれるかも確認しておきたいポイントです。mili medical の料金はすべて税込で、診察料と麻酔代を含んでいます。当日に追加料金がかかることはありません。メニューごとの料金は、メニュー・料金でご確認いただけます。
また、アートメイクは1回で完成ではなく、2回に分けて色を定着させる施術です。2回目は1回目から2ヶ月以内が目安で、その後は薄くなってきたらリタッチ(1〜2年ごとが目安)を検討します。費用を考えるときは、こうした流れも含めてイメージしておくと安心です。
自由診療だからこそ、施術内容や料金、リスクについて事前に説明を受け、納得したうえで受けることが大切です。わからないことは、遠慮なく質問してください。
知っておきたい主なリスクと経過
医療行為である以上、アートメイクにもリスクがあります。あらかじめ知っておくことで、施術後に慌てずに済みます。
| 主なリスク・注意点 | 内容 |
|---|---|
| 赤み・腫れ・ヒリつき | 施術後に出ることがあり、多くは数日でおさまるとされています |
| 定着と持続の個人差 | 色の入り方や持ち方は、肌質や生活習慣によって差があります |
| 時間とともに薄くなる | 1〜3年ほどかけて徐々に薄くなるため、リタッチが必要になります |
| MRI検査 | 検査を受けるときは、アートメイクをしている旨を伝えてください |
| 施術直後の過ごし方 | 入浴・サウナ・激しい運動・飲酒は控えてください |
経過の目安としては、当日〜3日は色が濃く見え、4日〜1週間で薄いかさぶたが自然に剥がれます。1〜2週間で一度色が薄く感じられ、その後なじんでいきます。詳しくはアートメイク後の1週間の過ごし方をご覧ください。
色が薄くなる理由や持続期間の目安は、アートメイクはどのくらい持つ?色が薄くなる理由と長持ちさせるコツでご紹介しています。
受ける前に確認しておきたいこと
安心してアートメイクを受けるために、次のような点を事前に確認しておくことをおすすめします。どれも、カウンセリングで質問していただいてかまいません。
- どこで施術を受けるのか(医療機関で行われるか)
- 誰が施術を担当するのか(資格や経験)
- リスクや経過について、事前に説明があるか
- 料金に何が含まれているか、追加料金はあるか
- 施術後に気になることがあったとき、どこに相談できるか
- 体質や持病、服用中のお薬について確認があるか
なかでも、リスクや経過の説明を受けておくことは大切です。当サロンのカウンセリングでは、施術内容やリスク、経過の目安をご説明し、施術後のアフターケアについてもご案内しています。気になることは、遠慮なくご質問ください。
説明を聞いたうえで、その場で決める必要はありません。気になる点が残るときは、納得できるまで質問したり、持ち帰って考えたりしてからお決めください。
医療とのかかわりでよくある質問
持病があったり、お薬を飲んでいたりしても受けられますか?
持病やお薬の内容によっては、施術を受けられない場合や、事前の相談が必要な場合があります。自己判断せず、カウンセリングで必ずお伝えください。通院中の方は、主治医にも相談しておくと安心です。
施術後の相談は、どこにすればいいですか?
施術後の経過で気になることは、公式LINEでもご相談いただけます。LINEは24時間受け付けており、24時間以内にお返事しています。
強い痛みや広がる腫れ、発熱、膿など、症状が強いときは、自己判断せず、施術を受けた医療機関にご相談ください。
施術場所の住所は、いつわかりますか?
施術場所は、福岡県行橋市内の提携医療機関です。住所は、ご予約が確定したあとに個別にご案内します。
アートメイクをしていると、ほかの医療で気をつけることはありますか?
MRI検査を受けるときは、アートメイクをしていることを伝えてください。検査の予定がある方や、定期的に検査を受けている方は、カウンセリングの際にもお伝えください。
また、レーザーや光治療(IPL・フォトフェイシャル・レーザー脱毛など)は、色素に反応することがあります。熱感・やけど・色の変化が起こる場合があるため、施術部位やその周辺に照射するときは必ず申告してください。
医療行為として安心して受けるためのポイント
アートメイクは、医療行為とされている施術です。だからこそ、施術場所や施術者、リスクの説明、施術後の相談先を確認し、納得してから受けることが大切です。
施術場所や説明の内容など、気になることにはカウンセリングで丁寧にお答えします。アートメイクの基本については、アートメイクとは?タトゥーやメイクとの違いと仕組みもあわせてご覧ください。
施術場所や施術者について気になることは、公式LINEからお気軽にお問い合わせください。
ご注意ください
- アートメイクは医療行為です。施術は福岡県行橋市内の提携医療機関にて、看護師資格を持つ施術者が行います(自由診療・健康保険適用外)。
- 経過や仕上がりの感じ方には個人差があります。この記事の内容は一般的な目安です。
- 気になる症状があるときは自己判断せず、施術を受けた医療機関にご相談ください。
水本 こずえ(看護師/メイクアップアーティスト)
美容領域14年。福岡県行橋市でアートメイクサロン mili medical を主宰。プロフィールを見る


